OFFICE&EVENT木質構造

木質構造とは

木材はわが国で最も長い歴史と伝統のある建築材料で、体育館などの比較的大規模な建築物から、軸組構法やツーバイフォー構法で建てられる住宅等に用いられています。
織本構造設計は、従来の在来軸組構法の設計に加え、耐力壁や筋違いのないシンプルで自由な建築空間に対応可能な木質ラーメン構造の開発に取り組んで来ました。
さらに近年は地球温暖化対策やSDGsの観点から中高層木造建築への関心が高まっており、2022年に柱梁接合部に鉄骨を用いたP&UA構法を開発し、耐震設計ルート3(保有水平耐力)、Ds=0.3で設計した10階建て共同住宅のモデルプランに対して日本建築センターの評定を取得しました。
また、構造用製材を接着剤により重ねた(積層)または束ねた大断面木質材料であるBP材の開発に携わり、国土交通大臣の認定取得に加え、BP材を用いたTKS構法モデルプランの一般評定も取得しました。
地域材の利用促進という観点からも非常に優れているBP材の普及に努めています。

P&UA構法・TKS構法・BP材

P&UA構法

  • TKS構法(グルードインロッド形式)

  • BP材(重ね材、束ね材)